「轟病院はつらつサロン」1年たちました
毎週水曜日午後1時30分~2時30分まで、轟病院正面玄関入ってすぐのロビーにて、当院リハビリスタッフによる体操教室「はつらつサロン」をおこなっています。第1回目は昨年7月13日に開催しました。病院ご近所の馬場町の方をはじめ、通院されている患者様、加えて病院スタッフも一緒に参加して体操をおこないました。椅子に座ったままの姿勢で、腕から足、肩や腰、両手指の細かい動きを組み合わせた脳トレなどなど…一見簡単そうに見える体操ですが、なかなか難しい!と、病院スタッフも毎回奮闘中です(笑)体操の後にやるレクリエーションも好評です。輪投げやお手玉的当て、割りばしを使ったリレーや風船バレーボ―ルなど、毎回色々なレクリエーションを準備しています。体操もレクも、皆さんとても楽しそうに取り組んでくださり、和気あいあいとした雰囲気です。残暑の厳しいこの季節、どうしてもお家でぐったりしてしまいますがちょっとずくを出して「はつらつサロン」で元気に楽しく、いい汗かきませんか? 皆さまのご参加お待ちしております。お気軽にお立ち寄りくださいませ!


自助具って?
自助具とは。心身機能・身体構造上の理由(身体障害)から、日常生活で困難を来している動作を、可能な限り自分自身で容易に行えるように補助し、日常生活をより快適に送るために、特別に工夫された道具 のことです! 自分自身では出来ないと諦めていたこと…、誰かに依存していたこと…自助具を使うことで作業が可能になると、生活の幅が広がるだけでなく、精神的にも積極性が出てくるなど、自律生活を高める効果が期待できると言われています。 そんなお役立ちの自助具は、福祉用具として購入できますが、型にはまらず必要に応じて自作してみたりと様々です。今回は、色々ある中から少しだけ紹介したいと思います! 食事編 自分で食事がしたい。箸を持てても指を開く力がない・・・箸が安定して持てない・・・ ばね箸 より持ち手が安定箸蔵くん 掌に引きかけるタイプお茶碗 すくいやすいお皿 整容動作編 ループ付きタオル 片麻痺でも手に引っかけてゴシゴシ リーチャー 手の届かない所へ。フックがついているので便利 ソックスエイド 足まで手が届かない時 轟病院の訪問リハビリテーションを御利用下さ

私の趣味
今回は志向を変えて、当院訪問リハビリで活躍している國本理学療法士の趣味の一つである写真をご紹介いたします。2年前の訪問リハビリ通信でご紹介させて頂いたこともありますが、今回は新潟県で撮影された写真を2点ほどご紹介させて頂きます。 霧の朝 中越地震により大きな被害を受けた旧山古志村です。この写真の数年後に地震にあっています。今はどうでしょう? 夕焼けの日本海 新潟県粟島での日没の瞬間です。 写真には動物写真、人物写真、スナップ写真といろいろあります。シャッターチャンスは短い時間ですが必ずあります。風景写真も然りです。刻々と変る風景からシャッターチャンスを待ちます。 リハビリテーションも多数のチャンスは有ると思います。諦める事なくそのチャンスを物にしてください。私達はそんな努力している人達のお手伝いが出来たらと思っています。 スポーツ選手とは違い、人に限界は無いのではと思っています。限界はその人が諦めた時又大きな石の下に入った時と思っています。


ある入院患者さんのお話・・
Aさんは約1年半の間、当院に入院されていました。正直、もう自宅に退院するのは難しいんじゃないか…と思ってしまうくらい、長い入院生活です。 入院当初は体調が悪くほとんど寝たきりでした。体力は落ちるし、腰は痛いし…。 もともと体格のよかったA様は膝や股関節の痛みもあり、その上、酸素チューブや尿カテーテルに繋がれて、寝返りをうつのにも一苦労といった状態でした。気持ちの面でも不安定で、認知症の症状も少しありました。 そんなAさんはリハビリを開始した当初から一貫して同じ目標・願いがありました。それは、『もう一度自分で歩いてトイレに行きたい』、『洗面台で、流水で手を洗いたい』。 普通に生活している人からみれば気にもとめない当然のことですが、入院患者様の多くはこういった願いをリハビリで叶えようと頑張っています。 Aさんはとても努力家でした。寝返りもうてないような腰痛があっても、股関節や膝が痛くて足が曲げられなくても、自分で出来る範囲で力を入れて運動していました。自力でベッドに座れるようになってからは、計算問題や 間違い探しの宿題プリントに取り組んで昼間はなるべ