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轟病院入院

転院に関して

当院は障害者病棟と医療療養病棟の二種類の病床を有しています。どちらも慢性期病床ですが、適応疾患や患者さんの状態に違いがあります。

​※詳細に関しては『連携室:酒井、浅川』までお問合せください

医療法人公仁会 轟病院

地域連携室

MSW 酒井・浅川

TEL:026-245-0126

FAX:026-245-5833

​・医療処置が多く、在宅や介護施設に退院できない患者さん

医療処置が多く在宅や介護施設で受入できない患者さんの転院をお受入れしています。

​※頻回の吸引、中心静脈栄養、人工呼吸器、状態が安定しない など

・リハビリ目的の入院

当院の病床は回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟と違い入院期間に定めがありません。FIMの期限内の回復は望めないものの、時間を掛ければ回復が期待できる患者さんのお受け入れを積極的に行っています。運動リハビリはもちろんのこと、嚥下リハビリにも力を入れているため、そのようなご要望にもお応えできます。該当の患者さんがいらっしゃいましたらぜひご相談ください。

障害者病棟

 何らかの疾患や理由で重度の肢体不住や意識障害になられた方、神経難病の方、また人工呼吸器を装着している方の入院を対象にした病棟です。当院では特に病状が慢性で重度の障害を抱えている幅広い年齢層の患者様の長期入院を受け入れています。

 神経難病や重度の障害があっても、その中でその人らしい生き方や生活を大切にしたいと考えています。そのために神経難病リハビリを積極的に行っています。医師、看護師はもちろんですが、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーや医療事務員など多職種が連携して、患者さんやそのご家族によりそったサービスを提供しています。

 入院期間は定められていませんし、当院でも定めていませんが、ご自宅への退院の準備が整った方や他施設での対応が可能で、転院が望ましい患者様には積極的な退院のお手伝いをさせていただいております。 

 

​ ※難病リハビリテーションに関して

   障害者施設等一般病棟は、いわゆる回復目的の病棟(回復期病棟や地域包括ケア病棟)に求められているリハビリテーションの要件がありません。しかしながら当院はそのような難病の患者さんのADLやQOLの向上・維持を大切にしており、そのような方々が「その人らしく生きる」手助けを少しでもしたいと考えています。

難病専門の神経内科の医師の力を借りつつ、機能訓練、呼吸リハビリ、嚥下訓練、栄養指導など積極的に多職種が関わるようにしています。 一例ですが、「最後まで食べたい」と言われる患者さんもいます。食べるという機能は人間の根源的な欲求であり、そのような患者さんにはお楽しみ食事でも食べていただけるように言語聴覚士が試行錯誤して訓練し、なんとか望みを叶えることができるようサポートしています。​

医療療養病棟Ⅰ

 急性期病院と違い、療養病棟は入院期間の定めがないため、じっくりと時間をかけて患者さんに係ることができます。積極的に多職種が介入して回復の可能性を模索します。 医師、看護師、介護福祉士、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカーなどがチームを組み、それぞれの患者さんのゴールを設定し、それに向けて医療やケアを提供しています。 急性期病院で「回復はこれ以上無理だろう」と言われお看取りを前提に入院された患者さんが次第に意識を回復し、自分でご飯を食べるようになり、自宅や施設に退院する。そんな奇跡のようなこともしばしば体験できます。 ​現在『在宅復帰強化加算』を算定しており、毎月一定数の方を在宅にお帰り頂くお手伝いをしています.

 現在の医療制度では、長期間入院されている患者さんに提供できるリハビリの時間が制限されています。しかし当院ではそのような制度にとらわれることなく、必要と思われるリハビリを一人一人に提供しています。『諦めないリハビリ』をモットーにその人らしい人生を応援したいと思っています。 

 中には意識が回復せず当院でお看取りさせていただく患者さんもいらっしゃいます。しかしそのような患者さんにも最後まで最大限のケアをさせていただいています。スキンケアをはじめとして、『大切にされている』と感じていただけるような医療とケアを提供できるよう日々努力しています。

当院ならではの医療

当院のような慢性期医療は、急性期と言われる大きな病院と違い、『劇的に回復した』『ガンが治った』というような目に見える回復に立ち会う機会は多くはありません。しかし、比較的長期の入院だからこそ成しえる医療・看護・治療があると考えています。医師、看護師だけでなく、リハビリ、栄養士、看護補助者など様々な職種が一丸となって患者さんの”願い”や”患者さんらしさ”のために動いています。その成果は手術症例何件、といったように具体的な数字で表現することはなかなかできません。実際のエピソードでお伝えできればと思います。

 前医では「食事は摂取できません」と言われた方が入院されました。入院後早速、言語聴覚士(呑み込みの専門家)が介入し、ゆっくりではあるが、食事が食べられそうな印象ありました。その後着実に訓練を重ねていき、とうとう食事摂取ができるようになりました。

一回の食事に30分~45分程時間はかかりますが、根気よく言語聴覚士と看護師で食事介助をしました。

 食事を開始してから、表情が豊かになっていき、また言葉も発するようになりました。

面会に来られたご家族が、「こんなに表情が豊かになって。ご飯も食べているんですか!?声も出せるなんて。」と涙ながらに話されていました。

​ 最後は当院で看取らせていただきましたが、ご家族から「この病院に入院できて母は幸せでした」と感謝されていたことを今でも思い出します。​

 気管切開され呼吸を人工呼吸器で管理されて急性期病院から転院されてきた患者さんがいらっしゃいました。

表情から察するに、毎日眠れていないご様子でした。

 そんな時、桜の季節になったので車椅子で近くの学校へ桜を見に行きました。そこで「早く家に帰りたい。主人、息子が心配で・・・」と心の内を話してくださいました。

『なんとかして自宅に帰してあげたい!』チーム一丸となり退院支援を進めていきました。

 患者さんはリハビリを毎日頑張り、歩行器や杖で歩けるようになりました。呼吸器も外れて、気切チューブも抜けました。念願の自宅へ退院が決定!!

 退院の日、クリスマスが近いこともあり、サンタクロースの姿の看護師と、主治医のリコーダー演奏♪皆でお祝いしました。

 小さな病院ですが、急性期病院ではできないことを時間かけて丁寧に行います。

呼吸器離脱は無理、ご飯は無理と言われた方でも、時間をかけてケアをすれば絶対無理ではないこともあります。日々のケアで良くなることを実感しています。

面会について

 予約制での面会を実施しております。詳細に関してはこちらをご覧ください。

はiPadやスマホを利用したリモート面会を実施しています。

 手を触れることはできませんし、画面越しにはなってしましますが、表情だけでもリアルタイムで見てご家族との触れ合いをお楽しみください。

入院手続き

入院される方は次の手順で手続きをして下さい。

  • 入院日が決まりましたら、病院から連絡をいたしますので、速やかにオリエンテーションをお受け下さい。

  • 受付窓口へ保険証、身体障害者手帳、その他の証明書等を必要に応じ提出してください。

  • 「入院同意書・確約書」に保護者及び保証人の署名・捺印をし、速やかにスタッフステーションへご提出願います。

  • 他の病院・施設を退院・退所の際に渡される紹介状サマリーは医師または看護師にご提出願います。

入院の準備

必要な持ち物は、オリエンテーション時にご説明いたします。
病室の収納スペースはあまりございませんので、身の回り品は最小限にしてください。

面会時間

14時〜20時

面会の際には、スタッフステーションにお立ち寄りください。


病室内での飲食・喫煙はご遠慮ください

食事

朝食:7時30分

昼食:11時30分

夕食:18時

​入院時の食事は入院食になっております。それ以外の食事は主治医の指示に従ってください。

​付き添い

当病院の看護体制は以下の通りになっており,患者様のお世話は病院の看護師・看護補助者が行いますので、付き添いはご遠慮願います。

2F病棟(障害者施設)    患者さん:看護師   =  10:1

​3F・4F病棟(療養病棟)    患者さん:看護師   =  20:1

                          患者さん:看護補助 =  20:1

​入院の費用

 入院費は健康保険等により算定します。 保険外負担金はおむつ代等、使用された枚数等で実費徴収となります。詳しくは、受付窓口までお問い合わせください。 費用につきましては月締め計算で、請求書を毎月10日に病室にてお配りしておりますので、受付窓口にてお支払いください。

 費用に関して疑問・質問等ございましたら職員にご確認ください。

​テレビカードは1階エレベーター正面に販売機がございます。 (1枚1000円)

入院中のご注意

  • 入院中は、医師及び看護師の指示に従ってください。

  • 外出・外泊は、医師の許可が必要になります。外出時・帰院時には必ずスタッフステーションへお立ち寄りください。

  • 消灯時間は午後9時です。消灯後の談話や高音は、他の患者様の迷惑になりますのでご遠慮ください。

  • 貴重品及び金銭は所持しないでください。それに関するトラブル、紛失において当病院は、一切の責任を負いません。

  • 災害発生時は、職員の指示に従ってください。

  • 患者様の病状・症状により、転室・転棟をしていただくことがあります。

  • 病室内での飲酒・夜間外出での飲酒、帰室は絶対に禁じます。反した場合は当院の指示に速やかに従っていただきます。

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