令和３年８月１日より、医療法人公仁会轟病院の院長に就任しました。この場をお借りして皆様にご挨拶申し上げます。

　当院には１０年以上前から大学病院からの非常勤医師として従事しており、その歴史を見てきました。新型コロナウイルスの影響で現在医療の在り方は大きく変化してきました。そのような中での病院長就任という重責を託され身の引き締まる思いであります。

　当院は年度当初法人理念を再検討し、「地域のかかりつけ病院」として誇りと確信をもって医療と介護を提供することを宣言しました。当院は長く医療療養型病床、そして障害者病棟などを有しており、重症な方を中心に受け入れを行ってまいりました。今後も困っている方々に寄り添う医療を行いつつ、またより広く周りに目を向け、介護分野においても地域に貢献したいと考えています。

須高地域においては、人口減少速度に拍車がかかると言われていますが、一方、求められる医療の質や要望は多種多様になっていくとも言われています。そのような地域のニーズに今後どのように当院が答えていくのか、病院は柔軟な対応が必要になっていきます。

また地域医療において医療機関の連携の深化が求められています。地域の病院だけでなく診療所の諸先生方との連携も深めていきたいと考えています。

　これからも地域の皆様から信頼される病院、社会に貢献できる病院を目指し、職員一丸となって取り組んでまいります。